SHEENA & THE ROKKETS

1970年から福岡で活動していたブルースバンド、サンハウスのリードギター/作曲家である鮎川誠と妻シーナを中心にシーナ＆ロケッツを結成。結成以後、一切のブランクがなく活動し続けているロックバンドである。

1978年エルビス・コステロ初来日の全国ツアーでデビューし、シングル『涙のハイウェイ』アルバム『#1』を発表。1979年アルファレコードに移籍し、YMOのバックアップにより2nd『真空パック』、3rd『チャンネルグ―』を発表。シングル『ユーメイ・ドリーム』が大ヒットとなる。1981年にはアメリカデビューも果たし、1983年からビクターに移籍。『ピンナップベイビーブルース』、阿久悠との全曲コラボ『ロックの好きなベイビー抱いて』、2014年『ROKKET RIDE』等、これまでに国内外含め36枚のオリジナル・アルバムを発表している。

2015年2月にボーカルのシーナが逝去するも、シーナのスピリッツを抱いて鮎川誠がボーカルを取り、バンドは続行。2017年には69歳を記念して47都道府県ツアーを完走。シーナ＆ロケッツの40周年を記念して2018年には、鮎川誠選曲・監修の元「ゴールデン・ベスト」がビクターとソニーからそれぞれリリース。また鮎川の著作本「シーナの夢」を元にデビュー当時を描くドラマ「You May Dream」をNHK福岡が制作し、全国放送され大きな話題となった。NHKの連ドラ「半分、青い。」ではドラマのキーソングとなった。名曲『レモンティ』も2018年に初の7インチレコード化。ハリウッドの巨匠バーニー・グランドマンによるオランダ盤が1週間で完売。アンコール・プレスで国内プレス盤も発売された。

2020年シーナのラスト・レコーディングを含んだバンド史上初のライフタイムカバーアルバム「LIVE FOR TODAY!」、42周年記念の限定プレミアムＢＯＸセット「LOVE BOX」を同時リリース。

シーナが逝去した2015年からは鮎川誠とシーナの三女LUCY MIRRORをボーカルに加え、オリジナルメンバー奈良敏博、川嶋一秀と共に精力的に活動。2022年には45周年目に突入した。

結成時のオリジナルメンバーを擁し、質･量ともに群を抜いたその活動歴は、ジャンルを越え、ロックバンドとしての可能性を追求し続けている。